呪術廻戦

伏黒甚爾の自害はなぜ?息子の恵を溺愛した最期のセリフが泣ける!

伏黒甚爾は呪力がないにも関わらず、とんでもなく強い人気キャラですよね♪

一度倒されたはずの伏黒甚爾ですが、復活を遂げ、その後なぜか自害をしました…。

ぴよ吉
ぴよ吉
味方になったら最強なのに!どうして自害しちゃったの?

息子である恵に対して告げた、最期のセリフが泣けるとファンの間で話題なんです。

強いとはいえ、ヒモやクズ男呼ばわりされていた伏黒甚爾は本当に恵を溺愛していたんでしょうか?

今回は復活したはずの伏黒甚爾がなぜ自害したかという理由と、息子を溺愛した最期のセリフについて解説していきます!

 

伏黒甚爾はなぜ自害した?

潔いともいえるほど、迷うことなく自害した伏黒甚爾の行動から、現世に未練がなかったことが分かりますよね。

伏黒甚爾の復活から自害のシーンを振り返ってみましょう。

復活を果たしたのは、原作コミックス11巻95話「渋谷事変13」。

オガミ婆という呪詛師の「死者を肉体に宿らせる」能力によって、復活しました。

呪詛師側の戦力として伏黒甚爾を利用しようとしたのでしょうが、操られるどころか自力で支配の洗脳を解いたんですね。

ぴよ吉
ぴよ吉
だからといって、呪術師側に味方する訳でもなかったよね…。みんな倒されちゃうかと思った。

そして、生前の強さを見せつけた後に自害をしたのは13巻113話「渋谷事変31」。

息子の恵と戦っているうちに正気を取り戻した伏黒甚爾は恵の名前を聞いた後、「よかったな」と笑って自害したんです。

長年会っていなかった息子と再会出来たのだし、そのまま味方についてくれるかと思いきや、まさかの自害という展開に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

伏黒甚爾が自害した理由について深掘りしてみました!

 

伏黒甚爾がなぜ自害したか理由を紹介!

生前は自分の好き勝手に生きていた彼がどうして自害をしたのでしょう?

もしかしたら、生前自分を倒した相手との再戦を考えていたのかもしれないですし、生前通りに好き勝手に生きる道だってあったはずなのに…。

ぴよ吉
ぴよ吉
自害したシーンはびっくりしたなあ…。

伏黒甚爾が自害した意味に、疑問を感じる読者の方も多いのではないでしょうか。

先ほどもお伝えしましたが、「現世に未練がないから」というのが自害した一番の理由だと思われます。

彼の現世の未練とは…息子・伏黒恵のことです。

恵が術式を使える、つまり呪術師であること、禪院家ではなく伏黒の姓を名乗っていたことで伏黒甚爾は安堵したように自害しました。

どうして好き勝手に生きて来た伏黒甚爾の未練が、息子だったのかは後半で詳しくお伝えします。

 

伏黒甚爾は五条に倒される前も息子・恵を心配していた?

生前の伏黒甚爾を倒したのは五条悟です。

当時の五条悟はまだ教員ではなく、呪術高専の2年生。

呪術廻戦「最強キャラ」として名高い五条悟でしたが、伏黒甚爾に一度は倒されてしまうほど白熱した戦いでした。

伏黒甚爾は最期、五条悟に息子の存在を明かし、「好きにしろ」と告げて亡くなります。

息子のことをどうでもいいと思っていたのなら、わざわざ五条悟に恵の存在を明かしたりしないでしょう。

このことから、生前の伏黒甚爾は最期まで息子・恵を心配していたと考えられます。

息子・恵の今後の人生がどうなっていくか、伏黒甚爾にとっては気がかりであり、現世への唯一の未練だったと推測出来ますね。

ぴよ吉
ぴよ吉
渋谷事変で復活した伏黒甚爾が自害したのは、気がかりだった息子の人生を知って、未練が無くなったからだったんだね…!

伏黒甚爾と五条悟の決着後は、原作コミックス7巻59話「起首雷同-伍-」の息子・恵の不良時代が描かれているところに繋がります。

伏黒恵と五条悟の初めて出会ったシーンで、恵の父親についてや、恵が呪術師になる過程について描かれていました。

この時の五条悟がまだ呪術高専の制服を着ていたことから、伏黒甚爾との戦い後、わりとすぐに恵と接触を図ったのかもしれません。

物語前半から伏黒甚爾の存在が設定されており、伏黒甚爾なりに息子・恵を心配していたことが分かりますね。

 

【伏黒甚爾】息子の恵を溺愛した最期のセリフが泣ける!

伏黒甚爾が自害した最期「よかったな」というセリフがあります。

息子の恵の存在に気づき、伏黒の姓を名乗ったことで安堵した様子が分かりますね。

伏黒甚爾は呪力を持たない存在として、禪院家からは煙たがられていました。

呪力を持たない存在がどれだけ弱い立場であるかは、よく描かれていた禪院真紀・真衣姉妹の境遇でもうお分かりだと思います。

伏黒甚爾は恵が生まれてから呪力を持っていることを見抜いていましたね。

「術式があれば少しはマシだろう」と考えていたのは、恵の人生のことを案じていたからでしょう。

もし息子の恵がエリート御三家の一つである禪院家に引き取られるとすれば、禪院家に一生を支配されてしまいます。

呪力の有無にかかわらず、禪院家に引き渡すことに何らかの罪悪感を感じていたのかもしれません。

しかし、伏黒甚爾の前に現れた息子・恵は禪院家の「十種影法術」を呪術を使用しながらも、伏黒の姓を語ったんです。

伏黒甚爾が反発していた家柄の名前ではなく、愛した女性の姓だったんですね。

ぴよ吉
ぴよ吉
甚爾は婿入りして伏黒の姓になったんだもんね!

禪院家に反発していた伏黒甚爾でしたが、息子・恵は禪院家に縛られていないことが分かって安堵したのでしょう。

ぴよ吉
ぴよ吉
それで現世に未練がなくなったのかな…

もしかしたら息子の恵を禪院家に渡さないよう、五条悟に息子の存在を明かしたのは、伏黒甚爾にとって禪院家へ最後の反発だったのかもしれません。

 

最期のセリフ「よかったな」の意味を考察!

息子・恵が伏黒の姓を名乗ったことで、伏黒甚爾は現世への未練が無くなりました。

「よかったな」の意味についても深掘りしてみましょう。

  • 禪院家に支配されることなく息子が生きていることが分かった
  • 呪力のない自分と違って息子が術式を使えることが分かった
  • 愛した女性(恵の母)の「恵をお願いね」という遺言を守ることが出来た
  • 父親の務めを果たし終えたと思った
  • 五条悟が恵を禪院家に引き渡さないよう働きかけてくれたことが分かった
  • 禪院家へ大きな反発が出来た

これらを総合して考えると…。

息子・恵が案じていたような人生を歩んでいないことが分かり、伏黒甚爾は安堵したのだと思われます。

結果、現世への未練がなくなったことで、彼は迷うことなく自害したのでしょう。

 

伏黒甚爾は最期まで息子・恵を溺愛していた?

息子・恵が禪院家ではなく伏黒の姓を名乗ったことで、伏黒甚爾は「(禪院家に引き取られなくて)よかったな」と告げたのでしょう。

実はこのシーン、矛盾があります。

伏黒甚爾が登場したばかりの、原作コミックス第8巻67話「懐玉-参-」。

孔時雨から「息子は元気か?」と問われた伏黒甚爾は「誰だっけ?」と答えるんです。

「息子を覚えていないクズだ」と読者たちから認識されていたと思われますが…。

本編では描かれていなかったので推測になってしまいますが、ちゃんと恵のことを覚えていたからこそ「よかったな」の一言が出たんでしょう。

ぴよ吉
ぴよ吉
息子のことを忘れてなんかいなかったんだね…!

以上のことから息子・恵の存在は伏黒甚爾の生前の心残りだったとも言えますね。

荒んでいた伏黒甚爾を受け止めてくれた女性(伏黒恵の母親)が亡くなったことで、自暴自棄になっていたのかと思いきや、父親としての自覚があった証拠ですね。

一方で、恵の義姉である津美紀の母親と再婚したエピソードについて全く描かれなかったのは、彼女に恵の世話をさせるためだったのかもしれません。

強さ以外ではヒモやクズだと言われていた伏黒甚爾ですが、彼なりに息子・恵のことを溺愛していたのでしょう。

 

まとめ

伏黒甚爾が復活後になぜ自害したのか…それは現世に未練が無くなったからだったんですね。

息子・恵に対して最期に放った「よかったな」というセリフの意味も深掘りすると、彼なりに息子を溺愛していたことが分かりました。

伏黒甚爾は登場時に恵の存在を忘れているような発言もしていましたが、最期のセリフから察するに、恵を忘れたことなんてなかったのでしょう。

溺愛していた息子・恵が禪院家に縛られずに呪術師として生きていることが分かり、自害したんです。

復活した伏黒甚爾がなぜ自害したのか、多くの人たちが驚かれたかと思いますが、理由を深掘りするとますます伏黒甚爾の魅力が分かりましたね♪

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